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更新日: 2021年8月9日
おうちクリーニング コツ 麻と綿
暑い時期に大活躍する、麻と綿のお洋服
最近ではマスク生活が定着し、夏でも快適に過ごせる麻のマスクも出てきています。
そんな麻と綿、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
特徴を知っていると、お手入れのコツも分かりますよ!
麻の特徴/注意点・長持ちする着こなし方
麻は植物の茎から採れる繊維で、ストローのように中が空洞になっています。
そのため汗などの水分の吸湿や発散性に優れていて、通気性の良い素材です。
汗ばむ季節には、べたつかずサラっと清涼感のある着心地を実感できます。
また程良いハリ感があるので、クールビズやカジュアルな着こなしに持って来いですね!
・気を付ける点は?
麻はシワになりやすく摩擦で毛羽立ちしやすいので、長時間の着用には避けた方が無難。
バッグなどの擦れにも気を付けた方が良いでしょう。
また麻は夏に適していますが、実は汗を吸ったまま放っておいてはいけない素材なのです!
汗を吸ったままだと変色や色あせの原因になってしまいます。
着用後の汚れは早めに落としましょう。
お家洗いもできますが、摩擦による白化や色のくすみ、クッタリ感が出てしまうので、
良い状態を保つにはプロに任せるのもおススメです。
綿の特徴/注意点・長持ちする着こなし方
綿は木綿植物の種子に付く綿毛から作られる繊維です。
植物繊維なので親水性が高く、麻同様に水分の吸水・通気性にとんでいます。
また肌触りが良く保温性、染色性にも優れていて、自由な色に着色できます。
絹のような光沢から麻のような風合いまで、幅広く加工しやすいのも特徴です。
・気を付ける点は?
綿は、汗・果汁・飲み物などの水溶性の汚れに注意が必要。
これらの汚れを放置しておくと、黄ばみや変色の原因になってしまいます。
水溶性の汚れをしっかり落とすには、ウェットクリーニングがおススメです。
家庭での洗濯方法
麻の特徴として「中がストローのように空洞になっている」とご紹介しましたが、
ストローのように、麻も一度ポキっと折れると元には戻らないのです。
基本的に丈夫ですが、何度も洗濯をしたらシワだらけになり、元に戻らなくなってしまいます。
洗濯機で洗うときは、ネットに入れてやさしいモードで洗い、脱水時間はできるだけ短くしましょう。
乾きが悪い場合は、バスタオルに挟んで平置きし、上から手のひらで叩くようにタオルドライをしてみましょう。
その時、シワを伸ばすことを意識してくださいね。
このように素材の特徴を活かして、ショッピングや会社などでは麻、
家族と遊びに行く時やレジャーに出かけるときは綿、など使い分けるとより快適に夏を過ごせますよ。
大切なお洋服を少しでも永く着られるように、日々のお手入れのひと手間を大事にしていきましょう!
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2021/08/09
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