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更新日: 2021年8月9日
ネクタイのお直し・修理(実店舗のみのメニューです)
ネットショップニックではクリーニングのみを承っておりますが、ニックの13店舗ある実店舗ではお直しのメニューもございます。
この前はネクタイのクリーニングの話でしたが、実店舗で行っているお直しのご紹介もさせていただきたいと思います。
近頃は1000~2000円台の高品質なシルクのネクタイがいろいろなところで買えるようになったり、洗えるネクタイが主流になるなどして、どんどんお買い求め安く、そんなに汚れを気にしなくなってきていますね。
私も、ユニクロのシルクネクタイや無印良品の洗えるニットタイなど買ってみました。
…が、とっても無難なデザインなので使いやすいのですが、毎日つけると、なんとなく気持ちが入らなくて、結局ちょっと個性の効いたネクタイばかりつけてしまいますね。
父親からもらったネクタイや、古着屋で買ったネクタイなど、少し形が古かったり、なにそれ?みたいなもののほうがなぜか愛着が湧いてきます。
そして、古いネクタイをローテしていると、摩耗がとても早いのです。
本日の記事のテーマ
お直し例①大剣の先
大剣の先っぽは、ベルトのバックルやジャケットなど、数々の摩擦が集まるところです。
普通に着ているだけでもここはまず摩耗するので直す頻度は高いと思います。
これが直し終わったものです。(納期2週間・2600円税抜)
わかりづらいですが、1センチほど短くなり、ストライプも1縞進んでいますね。
右の写真が、切った本体の生地ですね。
これだけ短くなるので、もともと短いネクタイや、ワンポイントの模様が入ったものは気をつけないといけません。
お直し例②ほつれ
次の例として、ほつれてしまったものですね。これも多いです。
絹と麻の混紡のネクタイですが、大剣のかんぬき止めが取れて、さらに芯地が飛び出てしまっています。(写真左)
直したものがこちらです。(写真右)(納期2週間・1300円税抜)
裏地もあてがわられて、芯地がちゃんと見えないところまで潜りましたね。
お直し例③大剣の横擦り切れ
そして最後にこちら、大剣の横擦り切れ直しです。
表面は大丈夫なのですが、左右どちらも横の茶色の糸が擦り切れて模様の糸が露わになってしまっています。
これを生地詰めし、生地補強のためのミシンさし(タタキ)を、見えない裏になる部分にかけていきます。(納期2週間・3060円税抜)
仕上がったものが正面から見て左側の生地です。少し細くなりましたが、ほかの人から見たら直したのが全くわからない綺麗な仕上がりですね。
ネクタイはVゾーンをつくる顔です。自分のこだわりと大切さを詰め込んであげてください。
今回のお直しの紹介は以上です。
またよい例がありましたらご紹介させていただきます。
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2021/08/09
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