おうちクリーニング「除光液の危険性とアセテート」

除光液を洋服に使うのは危険？

洋服にマニキュアがついてしまった時、咄嗟に除光液で剥がそうとしたことはありませんか？

油性ペンやボールペンなどの油性インクのしみ抜きには除光液を用いると落ちやすい、という話もありますね。

確かに除光液には水に溶けない物質を溶かすために使われる有機化合物が入っており、油を分解する力があります。

そのため、油性のシミには有力です。

ですが使う前にちょっとまってください！

アセテートやトリアセテート、アクリルなどの衣類に除光液を付着させてしまうと溶けてしまいます。

また、シルクなどは色が抜けます。

溶けてしまうとお直しに持って行ってもなかなか修復は難しくなってしまうので必ず注意してください。

除光液を使用する場合は、洗濯タグを確認してアセテートやアクリルなどの繊維が入っていなかったとしてもまずは裏地などの目立たないところで試してください。

タオルに除光液を含ませ裏地などで試したとき、少しでもタオルに色移りしたら使用は中止してください。

アセテートとは

アセテートは絹のような光沢と柔らかさがある化学繊維です。

手触りがとても良いですが、シルクよりは安価なので手が届きやすいです。

しかしとても熱と摩擦に弱くデリケートな生地のため、注意が必要です。

プリーツなどの加工がしやすいですが、その分シワにもなりやすいため、お家洗いはあまりおすすめできない生地です。

お家洗濯の場合は生地を傷めないようネットに必ず入れ、摩擦を防ぐために脱水はあまりしないよう心がけましょう。

乾燥機は絶対に使用しないでください。

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