美しく整える紺のジャケット
- しっかりとしたウールのジャケットです。
カジュアルですが、おしゃれな品のあるジャケットです。
頻度高くお召になられていたようで、少しくったりしていました。 - ジャケットの表面についた汚れ、襟回りのファンデーションや汗汚れは繊維の中からしっかり洗浄しました。
お仕上げはふっくらと、最後にブラッシングを行い、ツヤと光沢を出しました。
毛玉はもちろん、リント(ほこり)も丁寧に取り除いています。
冬の間、一度お手入れすると、長くキレイに着られます。
春の衣替えまで着続けてしまうと、汚れが繊維の奥に入り込み、定着して落ちない汚れの原因となります。
ウールは復元力がありますが、長く着てしまうと、しわが取れなくり、くったりしてしまいます。
大切な服こそ、季節の間のお手入れがおすすめです。
美しく整えるスパンコール ブラウス
- スパンコールのついたデリケートなブラウス。
襟回りに汗の汚れのあるお品物です。 - スパンコールもダメージなく、スッキリと仕上がりました。
汗の汚れや黄ばみ、くすみを取り除き、美しい柄が映えるようお手入れいたしました。
スパンコールはデリケートな装飾なので、クリーニング店によっては、断られることもあるようです。
ニックでは、お素材の特徴、汚れの状態など見極め、職人の目利きと技術でお仕上げいたしました。
襟回りの汗も丁寧に取り除き、ブランドタグがキレイによみがえりました。
汗抜きジャケット 脇汗
- 汗の染みが白く浮き上がっているお品物です。
脇は汗をかきやすい部分。
濃色なので汗の残留が白く目立ってしまい、人前に出るときに気になるます。 - お素材が特徴的で、しっかりとした生地ですが、伸縮性がありしなやかなジャケットです。
お素材の良さを失いわないよう、細心の注意を払い、職人の目利きと熟練された技術で繊維の中からしっかりと汗抜きをいたしました。
汗はスッキリときれいに落ちています。
発汗の多い脇はどうしても汗がにじみます。冬でも1リットルかくといわれる汗。
汗はそのままにすると、酸化して、脱色の原因になるので注意が必要です。
ジャケットは定期的な汗のお手入れがおすすめです。
汗抜きスパンコールのドレス
- スパンコールが上下にふんだんに使われたドレス。お素材はシルクでした。
パーティーでお召しになら、クリーニング店にお願いしたら断られてしまい大変お困りでした。
スパンコールが外れてしまうのを心配され、とても大切なドレスなのが伝わりました。 - とても繊細なドレスですので、職人が細心の注意をはらいお手入れいたしました。
スパンコールは少しの衝撃で外れてしまうので、とにかくやすしくやさしく扱いました。
室内での着用とはいえ、脇や襟の汗は黄ばみやしみが出やすい部分。
お素材もシルクですので手作業により丁寧に丁寧に対応いたしました。
ドレスは一度着ると次にいつ着るかわからないアイテムです。
汚れているわけではないから、とクリーニングせずしまってしまうと、
黄ばみやしみが出てしまい危険です。こうなってしまうとプロでも落とせない汚れになるからです。
特にドレスはスパンコールやビジューが付いていたり、お素材もシルクやレーヨンなど繊細にできています。
ニックならドレスの特徴に合わせ、お手入れできます。
しみ抜きカビが発生
- ジャケット全体に白カビが発生していました。
湿気を吸い込み重たくなっていました。 - 汗抜き洗浄エミューで繊維のからしっかりキレイにすることで、だいたいのカビは落ちました。
落ち切らないカビは、しみを抜くように手作業できれいにしました。
カビは、温度20~30度、湿度70%~80%ぐらいの環境で発生します。
カビ菌は、汚れに付着します。特に動物性タンパク質に付着しやすい性質があります。
皮革、シルク、毛皮などは袖を通していなくてもカビが付着する可能性があります。
人の皮脂汚れもタンパク質です。一度でも袖をとおした服はかならずクリーニングして保管することをおすすめします。
しみ抜きスーツのカビ
- スーツに白カビが発生していました。
裏地にもカビが見受けられました。 - 汗抜き洗浄エミューで洗浄し、繊維の中からカビ菌を絶ちました。
前たてはお顔に近い部分なので、しっかりと菌を除去いたしました。
シーズンとシーズンの間に着る合服のスーツは、クリーニングのタイミングを逃しがちです。
うっかりクリーニングし忘れ、着ようと思ったときにカビが生えてた!すぐに着られない!
ということが多いようです。
カビは断るクリーニング店も多いので、保管する前はクリーニングしておくことが大切です。