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更新日: 2021年7月26日
クリーニング師直伝 衣替えのキホン~しまい洗い編~
洗わないでしまうのはNG
今年は外出自粛に伴い、コートやダウンなどアウター類を
着る機会が少なかった方が、多いのではないでしょうか。
「1回しか着ていないし・・・」
「見た目汚れていないし・・・」
と、そのまましまい込もうとしていませんか?
目に見えなくても、外気の汚れ(ホコリ・排気ガス)や、
皮脂汚れ・汗が付いているので、そのまましまうのはNGです!
変色の原因に!
「しまう前はキレイだと思っていたのに、出してみたらシミになっていた」
そんな経験が一度はあると思います。
原因の1つに、この見えない汚れが、時間の経過とともに酸化して、
変色してしまう事があります。
こうなってしまうと、漂白をするしかありません。
生地や色によっては、漂白に向かない物もあるので、
クリーニング屋さんでも、全てキレイにできるわけではないんです。
虫食いにも要注意!
シミや汚れは、害虫にとっての栄養分です。
汚れが残っていると、虫に食われる可能性が増えてしまいます。
私たちがしみ抜きをしていて、表面の汚れを取ると、“虫に食われていて穴が開いていた”
なんて事が、時々あります。
お客様の中には、汚れに隠れていて穴には気づいていなかったから、
しみ抜きをして、穴を開けられてしまった。と思われる方もいらっしゃいます。
家で洗っても安心できません
コートやダウンなど、アウター類はクリーニングに出すけれど、
最近は洗えるニットも多く、おうち洗いをする方も多いですよね。
しかし、おうち洗いでは水溶性の汚れ(汗や飲食物)しか落ちません。
着用していると皮脂汚れやファンデーション・日焼け止めなどの
油溶性の汚れも付いています。
油溶性の汚れ・・・つまり“油”は水には溶けませんよね。
これらを落とすには、ドライクリーニングが効果的なんです。
見た目はキレイになったと思っても、汚れが残っている状態で保管してしまうと、
やはり、変色や虫食いの原因になるので、
普段、おうち洗いしていたものも、しまう前には
クリーニングに出してくださいね。
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