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更新日: 2021年8月5日
「シミ」と「変色」は実は違う??お洋服によって変色のタイミングは異なります!
本日の記事のテーマ
シミと変色の違い
普段お客様と接していると、一言で片づけがちの『シミ』
付着してから時間の経過で、かなり変わってしまいます。
シミがついた直後は、繊維の上に乗っています。
もちろん、素材やシミの種類にもよりますが、比較的容易に落とすことができます。 ←大丈夫!
シミがついてから時間が経つと、シミは繊維の中に入り込んでいきます。
そうすると、落ちにくくなっていきます。 ←まだ軽傷です
シミがついて、早くて1週間から1か月以上立つとシミは『変色』に変わります。 ←重症です
変色とは…汚れやシミが空気中の酸素と化学反応し、変化したことで
衣類の染色(地色)が変化することです。
特に汗は要注意!
特に汗は無色透明なので油断しがちですが、目に見えないからと言って洗わずにいると
時間の経過とともに、汗のシミが変色して黄ばみが発生します。
夏の洋服は汗を吸っていますので、着用後は早めのクリーニングで、
黄ばみを予防しておきましょう。
変色が始まるまで・・・
環境・条件によって異なりますが、
シルク7日~14日程度 綿・麻10~30日程度
ウール10~25日程度 アクリル20~30日程度
で変色が始まります。
黄ばみを発生させないためにも、早め・小まめなお手入れが重要です。
ちなみに、黄ばみになってしまうと、繊維をだんだん痛めていきます。
除去には漂白が必要です。
変色には漂白剤を塗るなどし、慎重に熱を加えるなどして、色素を中和させ落としていきます。
漂白は繊維自体の色を抜いてしまったり、風合いを損ねる恐れ、素材によっては困難なものをあります。
とにかく、シミや汚れが付いたと思ったら、1日でも1秒でも早くお持ちください。
その分落ちやすい!!
これだけは覚えていていてくださいね。
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2021/08/05
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