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更新日: 2021年8月9日
ダウンとフェザーを混合することによる効果
ダウンジャケットのタグを見ると、中綿の欄に「ダウン80%、フェザー20%」と書いてありませんか?
同じ中綿なのに2種類の違い、また2種類入れている理由は何でしょうか。
本日の記事のテーマ
ダウンとフェザーの違い
はじめに2種類の違いについてです。これらは水鳥から採取する羽毛の場所が違うのです!
まずダウンの中綿はアヒルやダチョウ等の水鳥の胸の毛から採取される毛の事です。
またガチョウの方が高値であり、一羽の水鳥から採取できる量は10g~20gであり貴重なものです。
ダウンはタンポポの綿毛のような見た目であり、とても軽く柔らかく保温性も高い事が特徴です。
そして合成繊維の3倍ほどの保温力があります。
またダウンの中でも多くの産毛がありたんぽぽの綿毛のような丸いひとつのかたまりをダウンボールといいます。
ダウンボールが大きければ大きいほど良質なダウンであるため高額になります。
そしてフェザーは水鳥の全体に生えている羽根です。真ん中に少し硬い芯があり、赤い羽根募金等で見られるような形です。これは柔らかさも保温性もダウンに劣りますが、弾力性があり通気性に優れておりダウンより安価です。
ダウン100%が良いわけじゃない
よってダウン100%が良いというわけではありません。
ダウンが多いほど温かく軽いですが、ダウン100%のものはそれほどありません。
その理由は、ダウンだけだと柔らか過ぎて型崩れしやすくなってしまうからです。
またダウン同士だと絡まりやすいため、中綿がよってしまう事もあります。
例えば丈の長いダウンコートは座る事で裾の方の中綿がよってしまい薄くなりがちです。
しかし固いフェザーを入れる事で型崩れ防止となり長持ちします。
よってダウンとフェザーを混合することで保温性や形の形成等を保っているのです。
クリーニングに出すときは中綿の型崩れの問題が無いか等をお店に確認すると良いかもしれません。
ニックでもダウンをお預かりしています。
さらに撥水加工のオプションもございますので、是非ご利用下さい。
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2021/08/09
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