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更新日: 2021年8月17日
衛生にこだわるクリーニング店が使う材料はここまで違う!
こんにちは!
ファッションケアニック玉川学園店のヨシズミです。
ネットショップブログをお読み頂き、有難うございます。今回は「ドライクリーニング溶剤」についてお話させて頂きます。
数回前のブログにも紹介させて頂きましたが、もう少し詳しく説明したいと思います。
現在、ネットショップにお出し頂いたお品物は、
当店玉川学園店でお手入れさせて頂いております。
出して頂いた方、
これから出そうか迷っている方にも
興味を持って頂ければ幸いです。
そもそもドライクリーニングとは?
さて皆さん、
「ドライクリーニング」って言葉はご存じでしょうが、
実際「何(溶剤)」で洗っているかお分かりですか?
「空気?」「水?」「お湯?」「蒸気?」などと考えている方が多く、
当店20年来のお客様も実際知らない方が多いです。
正解は「揮発性の高い有機溶剤」、要は「油」です。
油と言うと、ドレッシングや食用油、
灯油やガソリンなどを想像してしまい、
品物がベトベトになると思ってしまいますが、
ドライクリーニングの溶剤はサラサラしています。
注射時の消毒液みたいな感じです。
ですから洗った品物もベトつきませんのでご安心を。
ニックの溶剤
油も種類がありますが、
クリーニング溶剤も多くの種類があります。
日本の9割のクリーニング店が石油系溶剤を使用しています。
品物に与えるダメージが少ない事と安価な点から、多くのクリーニング店が使用しています。
しかし弊社は石油を使用しておりません!
「フッ素系溶剤365」という高級溶剤を使用しております。
なぜなら石油はキレイな溶剤のままで保つことが難しいからです。
蒸留によって保たれる清潔洗浄!
ちょっとマニアックな話になりますが、
家庭洗濯は水洗いなので、洗った水は下水へ、
そして新しい水ですすぎ、それもまた下水へ流せます。
しかしドライクリーニング溶剤は油のため、
下水に流せず産業廃棄物となります。そのため使い回しをしております。
洗った溶剤は汚れます。
蒸留中
その溶剤を蒸留(熱を加え気化させる)し、
気化した気体を冷やし液体へ戻しているので、
使い回しでも常に透明な新液です。
透明な新液
石油は蒸留が出来ません。
なぜなら引火するからです。
よって洗った溶剤はフィルターや活性炭を通すぐらいで、
どんどん汚れて行きます。
初めは透明でもだんだん黄色くなり、
茶色になっていくようです。
そんな溶剤では洗っているとは言えません。
弊社はこれまでもこれからも蒸留出来る溶剤に拘り、
常に品物をキレイに洗浄して行きます。
今回はちょっとマニアックなお話をさせて頂きました。
弊社の拘りが少しでもご理解頂けたら幸いです。
また違った内容で掲載させて頂きます。
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2021/08/17
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