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更新日: 2021年8月17日
クリーニングのプロが教える 生地の傷みを最小限に抑える方法とは?
皆さんを悩ます二つの相反する説をご紹介します。
クリーニングの出しすぎNG!
アパレル・販売員といった売る側が訴求するケースが多い
クリーニングしないことによって事実上、買ったときと同じ状態を維持できる為、また不適切なクリーニングによる傷みや風合変化といったリスクを無くすには、クリーニングそのものをしなければよいという発想。
なるべく早くクリーニングを!
洗う側であるクリーニング業者が訴求するケースが多い
汚れの付いたまま着用することが、時間の経過と共に汚れを蓄積させ生地の傷みを促進すること。
また仕上げによって着崩れた衣類の形成を復元する必要があるという考えがベース。
この二つの説それぞれメリットもありますが、デメリットも存在します。
この二つをまとめ、長持ちさせるコツとしてデメリットを補う方法をご紹介します。
あなたはどっち派?
年に一回クリーニングに出す
方法:簡単なお手入れのみで洗いすぎない
メリット:機械、水やドライ溶液の作業によるリスクを受けにくい。
状態:汚れがついたまま。
デメリット:蓄積されたよごれがたまり、しみや黄ばみのもととなる。
デメリットを補う方法
汚れが蓄積しないよう、早めにクリーニングを行う。
月に一回クリーニングに出す
方法:早めのクリーニング
メリット:機械、汚れの蓄積によるリスクを抑える。
状態:機械、水やドライ溶液の作業を受ける。
デメリット:生地が機械、水やドライ溶液から受けるリスクがある。
デメリットを補う方法
家庭洗いの際は丁寧に。
検品体制がしっかりしている優れたクリーニング店に出す。
最近ではスプレー式の消臭剤を使い、ニオイがしないので汚れていない、洗ったと錯覚しがちです。
これは歯磨きをしないでタブレットを食べてすっきりしているのと同じイメージです。
根本の解決にはなっていません。
解決策としてはお洋服の形や風合いまで気にかけるクリーニング店に、こまめに出すのが良いでしょう。
季節の変わり目には少なくとも出した方が安心ですね。
衣替えなどでしまう際に一度クリーニングに出しておくと、来年袖を通す時に皮脂が黄ばみとして浮き出てくる心配もなくなります。
ニックのドライ溶剤は除菌、除ウイルス効果もあるので洗っておくとカビ菌の発生を抑えられるメリットもあります。
おうち洗いの際はネットにいれて優しいモードで洗うようにし、干すときには伸びないよう気を遣ってみてください。
他のブログでおうち洗いについても紹介しているので、良かったら試してみてくださいね。
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2021/08/17
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