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更新日: 2021年8月27日
スーツクリーニングで汗を落とす!
紅葉が美しく、秋の深まりを感じる季節となりました。ついこの間まで夏日が続いていたのが信じられないようです。
まだ暑い日があるかも・・としまわずにいたスーツ。もうさすがに着ることはないだろう・・そうわかっていても、そのままになっているスーツを横目にみつつ、なかなかクリーニングに出せない。どこに出したらいいかわからい。そんな気持ちでまだクリーニングできずにいる方も多いのではないでしょうか?スーツをクリーニングしないでしまう5大リスク!
クリーニングせずにしまってしまうと、半年後にガッカリしてしまうことがあります。その代表的なリスクは5つです。
黄ばみが出る。?変色してしまう。?脱色してしまう。?シミが出る。 ?ニオイが付いて取れなくなる。
これらは汗や水溶性の汚れと排気ガスなどの油溶性の汚れが定着して起こるリスクです。これに菌が混じるとひどいニオイが発生します。
また着る季節が来たらクリーニングに出せば大丈夫。と思うかもしれませんが、5つのリスクはプロでさえ手の施しようがない状態。つまり「手遅れ」なのです。
最近使用される方もいらっしゃる消臭スプレーのニオイ消しは、ニオイの元の汚れは残ったままなので解決はしません。むしろスプレーによるしみは”落ちないしみ”になるので注意が必要です。
季節の終わりには、しっかり汚れを落としてからしまう「しまい洗い」こそ、スーツを長くきれいに心地良く着るポイントなのです。特に気を付けたいのが”汗”
汗は大半が水溶性の汚れです。以外かもしれませんが、ドライクリーニングだけでは”汗”の汚れを落とすことはできません。ドライクリーニングは油汚れを落とすのにすぐれた洗浄方法だからです。
汗を落とすには、ウエットクリーニングが必要です。ウエットクリーニングなら繊維の中からしっかり汗や水溶性の汚れをキレイに除去することができます。
ただ、スーツは品物によってはウエットクリーニングが難しいものもあります。店頭では、生地、お素材、お仕立て、糸の太さなどを確認することが重要です。ウエット、汗抜きは高い技術がいる!
ここ近年、汗の汚れ落としの注目が高まり、どこのクリーニング店でも「ウエット」や「汗抜き」ののぼりを目にするようになりました。
でも、ウエットクリーニングは非常に高い技術が必要となります。ウエットクリーニングには、素材を変化させないよう、縮まないよう洗浄するための知識と技術が要求されるからです。
ウエットクリーニングや汗抜き洗浄をうたっているお店でも、どんな洗浄をされているのか確認してみることをお勧めします。
技術を証明する「ウエット処理認定証」を取得しているお店なら、技術が証明されているので安心です。清潔感はビジネスパーソンの基本中の基本。黄ばみや変色は全体をくすませ不潔な印象を与えます。
スーツのケアは季節の終わりの「しまい洗い」が大切です。技術のあるお店でしっかりと汗抜き対応してもらい、繊維の中からきれいにしておきましょう。次のシーズンも清潔感のあるパリッとした装いなら自分に自信が持て、ビジネスも成功すること間違いなしです!
2021/08/27
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